2声のインヴェンション 第8番 ヘ長調 BWV 779は、J.S.バッハが1720年頃に作曲した15曲の2声インヴェンション集の一曲です。明るく快活な性格で知られ、曲集の中でも特に人気が高く、バッハの対位法作品への入門としてしばしば選ばれる作品です。
躍動的で舞曲風の主題が弾むようなリズムで推進力を生み出し、ヘ長調の朗らかな性格が存分に発揮されています。2つの声部の間で主題が軽快にやり取りされ、活気に満ちた音楽的対話が展開されます。バッハの書法は親しみやすさと対位法的な洗練を兼ね備えており、聴いて楽しく、学んで実りある作品です。
軽やかで明瞭な指さばきとリズムの生命力を養うのに特に効果的です。舞曲的な主題の性格を引き出すためには、歯切れの良いアーティキュレーションが求められると同時に、両声部の独立性とバランスの維持も重要です。魅力的な旋律とエネルギッシュな精神により、世界中のピアノ教室で愛され続けている一曲です。
作曲年
1720
カタログ番号
BWV 779
出典
パブリックドメイン