平均律クラヴィーア曲集第2巻の最終曲となるフーガです。J.S.バッハが1742年頃に完成させたこの曲集の締めくくりにふさわしい、壮大で表現豊かな作品です。
3声のフーガで、躍動感あふれる舞曲風のリズムが特徴的です。主題は16分音符の軽快な動きで始まり、各声部が絡み合いながら発展していきます。バッハの対位法技術の集大成とも言える緻密な構成で、全24調を巡る旅の終着点にふさわしい充実感があります。
中級者向けの作品で、均等なタッチと各声部を明確に弾き分ける技術が求められます。ピアノ学習者にとって、バロック音楽の様式と対位法を学ぶ上で最適な教材です。
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