「僕の魂を浸したい」(Ich will meine Seele tauchen)は、ロベルト・シューマンの《詩人の恋》Op.48の第5曲で、1840年に作曲されました。テキストはハインリヒ・ハイネの『抒情的間奏曲』からのものです。
ロ短調のこの精緻な小品は歌曲集の中でも最も短い歌のひとつですが、強烈な憧れに満ちています。詩人は百合の花の杯に魂を浸したいと願い、その花はかつて恋人が歌った歌を息吹くだろうと歌います。自然、愛、音楽のイメージが、ほとんど神秘的な親密さをもつ単一の詩的ヴィジョンに溶け合っています。
ピアノパートは特に注目に値し、繊細なアルペジオの音型が花弁の震えや水面のきらめきを暗示しています。声楽旋律はその上を夢見るように、即興的な趣で漂います。30秒にも満たない時間の中に感情の世界全体を創り出すシューマンの能力は、ロマン派の小品形式における彼の卓越した技量を示しています。
作曲年
1840
作品番号
Op. 48, No. 5
出典
パブリックドメイン